似たような名前が多すぎる

「あ、もしもし? 今どこにいる? あ、俺? 御徒町黒門町側の出口。で、どこにいるのよ。え? どこだって? うん、地下鉄の。どの線の? ……わからない。御徒町って書いてある。うん。頭に何か付いてない? よくわからないか。えっとさ、どんな電車に乗って来た? 銀色のやつ。うん、最近の電車はだいたい銀色だね。それにさ、どんな色の線が引いてあった? 黄色っぽいの? 違う。灰色。それも違うか。……地下鉄だよね? そうそう。じゃあ、赤っぽい線か。それも違います。それじゃあ聞き方を変えよう。どこから電車に乗った? 秋葉原か。……秋葉原かぁ。そうかぁ。そこさ、新御徒町、って書いてない? 書いてあります。ああ、やっぱりそうか。そこさ、御徒町って書いてあるけど御徒町駅じゃないんだ。いいかい、御徒町仲御徒町上野御徒町、この辺りはだいたい繋がってるんだ、ついでに言うと上野広小路も。でもね、新御徒町は他と繋がってないんだ。これだけ離れてる。え? なんで新御徒町だって分かったかって? 秋葉原から地下鉄に乗ったって言ったでしょ。でも灰色の線じゃないって。多分それ、細かく言うと地下鉄じゃなくて、つくばエクスプレスだ。柏の葉とかつくばの方に行くやつ。詳しいんだねってまあ昔から鉄ちゃんだからねってそれはどうでもいいや。じゃ、そこで待ってて、今からすぐ行くから。いい、動いちゃダメだよ。これから大事な用があるんだからね。何の用って? それは内緒。大事な用だよ。教えてくれないなら移動する?いやいやそれは勘弁してくれ。わかったよ、教えるよ。

 

指輪を買いに行こう、婚約指輪」

 

 

 

御徒町

 

逃げる

「へえ。話には聞いていたけど、上野大仏ってこんなところにあるんだ」

「ああ、顔だけなんだけどな。ちょっと不思議なものだろう?」

「顔だけ、っていうのはなぁ。でもどこかしら神々しく感じるな」

「仏像なんだけどな」

「で、こんなところに呼び出して何の用だ?」

「……ちょっと歩こうか」

 

「故郷に帰ろうかと思うんだ」

奴は軽く切り出した。

「同期のお前にだけは先に言っておこうかと思ってさ」

こんな時にふさわしい情景は何だろうか。そぼ降る雨に霞む国立博物館? 動物園帰りの家族の、子供達のはしゃぐ声? 残念ながらどれも当てはまらなかった。

上野公園の、降り注ぐ初夏の日差しに映える新緑が眩しい。

「どうした? 何かいまの仕事に不満でもあるのか?」

真っ先に思いつくのがそれ、というあたりに俺の限界が見える。

「いや、仕事にそれほど不満はない。もうちょっと実入りがよければいいんだけどな。……なんだろうな、よくは分からない」

「気の迷い、ってやつか?」

「さすがにそんな理由じゃ帰れないよ。本当によく分からないんだ」

女にでも振られたか、とは思ったが、流石にそれは胸の奥に飲み込んだ。

俺たちは黙って広小路の公園へ向けて歩いた。

 

「ちょっと飲んでいくか?」

ここは上野だ、飲み屋には事欠かない。どうせならゆっくり話したい、なんなら酔わせて肚の底を探ってみたい。

「いや、よしておくよ。……本当はさ、分かってるんだ。理由はあるんだよ。

東京で暮らすのに慣れて東京に出て来るときの夢もいつの間にか忘れて、気がつけばやり直しの効く歳も過ぎた。ぼんやりと行く先が見えてきてさ。怖くなったんだよ。

何にも残っていない、そんな気がして。いや本当に『何にも無い』んだよ、このまままっすぐ行って、その先に何にも無いんだ」

奴は、淡々と話した。淡々とした割には重い内容に、ただ黙るより他なかった。

「だから、逃げるんだ。逃げた先にも何にも無いんだけどな。怖いんだよ、ここに居続けるのが怖くて仕方ないんだ」

そう言えば奴が昼休みに時折、ずっと空を見上げているのを見かけた事がある。あれは何かに耐えていたのか。

ふと奴を見ると、いつもと何も変わらぬ調子で奴は話している、ように見えた。奴の頰をとめどなく流れる涙以外は。

「そうだな」

それ以外に掛ける言葉なんて、何も思いつかなかった。

 

「どうする、御徒町まで歩くか?」

「いや、上野まで戻るよ。ありがとう、話を聞いてくれて。少しだけど気が楽になった」

「帰る前に一度、いい飯でも食べに行こうや」

「構わないけど、今さ、何を食べても味がしないんだわ」

奴は静かに笑って、去って行った。

 

 

上野

特異点

「結構な年の差だ、いいか、訳ありな体で行くぞ」

「絶対に、何にもしませんよね?」

「な、……あ、当たり前だ! いいか、これは重要な任務だ。特異点の観測、そう、観測だよ!」

「何をそんなにアタフタしてるんですか。手を出したらどのまま即座に連絡しますから」

 

今回鶯谷駅近くにて、時空の穴とも言うべき特異点が発生しているとの報告を受けて、我々はその調査のために派遣されてきた。私の右腕となるこの女史は大変に優秀である。しかも美しい。が、かなり警戒心が強く……、いやわかっている皆まで言うな、そうだよ、私が毛嫌いされているんだよ。なんでまぁこの組み合わせになったものか。

しかも悪いニュースは重なるもので、どうやら今回発生した特異点は、ここ鶯谷の一角に広がるラブホテル街、しかも店舗内にある、とのこと。

うむ、その指摘はどうなんだろうか。私の鼻の下が伸びていると。そこまで下衆ではないとだけ言っておこう。なに、目尻が垂れている。細かいところを突くなぁ君は。そういうのは嫌われるぞ。

「さっきからなにをブツブツ独り言を言ってるんですか? 早く行きますよ!」

 

「……なにしてるんですか。部屋の番号は分かってるんですよね?」

「そ、そうは言ってもねぇ……」

「まさか、ラブホ来たことないんじゃないですか?」

「失礼な! そ、そんなことあるわけないじゃないか!」

「この明かりがついたところのボタンを押すんです。でフロントに行って鍵をもらってください」

「あ……。手慣れてらっしゃるん、です、ね」

「結構古いシステムですよ、これ。なんで知らないんですか?」

……そんなに追い打ちをかけなくてもいいじゃないか……

 

「探知機の反応ではこのあたりなんですけど、まだ遠い感じですね」

「そうだな。壁の中とかかね」

「だとすると厄介ですね。そこにあるのはなんですか? そのパイプみたいなやつです」

「……君が知らないんじゃ、僕に分かるわけないだろう?」

「いまの発言は人事のほうに、セクハラの疑いがあると告発しておきます」

「なんだろねー、これはなんだろねー、って、実は知ってるんだよ僕ァ。これは、“エアーシューター”だ!」

「あ、そうなんですか。反応はこの奥の方なんですよね」

「モウチョットオドロイテクレタッテイイジャナイカァ……」

 

特異点は、このエアーシューターの先みたいですね」

「そうだね。観測機器のセットを」

「はい」

プルルルル……、 プルルルル……

「手が離せないんで出てもらえますかぁ?」

「はいはい。……はい、何でしょうか。……ああすいません、いま手が離せないところなので手短に……あ、はいそれでいいです」

「…………」

「なんだその、あーあやっちゃった、って顔は」

「(いま手が離せないって、よりによって……)」

 

「観測も大方終わったようだね」

「なかなかに興味深いデータが取れましたね」

「ところでだね、試してみたい事があるんだが」

「偶然ですね、私もです」

「……入れてみたいと思うだろ?」

「……はい、発射させてみたいです……」

「では、やってみようか。準備はいいかい?」

「はい……」

「じゃあ、入れるよ」

「はい、思い切り、飛ばして、ください!」

 

シュッ。

 

「おお、エアーシューターってこんな感じで飛んでいくんだなぁ」

「初めて見ました。これで伝票とかやりとりしてたんですね」

「でも今回は、行き先が特異点だからね」

「どこへ飛んでいくんでしょうね、私たちのメッセージ」

 

 

 

鶯谷

 

 

 

帰路

日曜日の、そろそろ終電になろうかというこの深い時間の上野行き常磐線快速は、おおよその客をこの日暮里駅で吐き出す。終着まで乗るものはわずかだ。

充実した疲労感とともに、この駅で降りる。月に一度の約束の日。子供たちと会い、遊び、食事をする。たくさんの話をする。ただ一日許された日も間もなく終わる。ただ、感傷的になっているのはただ私だけなのだろう、子供たちは最高の笑顔で

「パパまたね!」

と言って大きく手を振っていた。……彼女の教育の賜物かな。いや、嫌味のつもりはないのだけれど。その彼女は、ちょっと前より笑顔が増えた気がする。まだまだわだかまりはあるのだろうけれども。

あの子たちも、いつまで会ってくれるだろうか。きっといつかは会ってくれなくなる。会ってくれたとしても今のように喜んではくれない時が来る。そうなったら、どうする? 

東北新幹線宇都宮線(この呼称に皆は納得しているのか?)を跨ぐ長い連絡通路を足早に歩きながら、そんなことを考える。

会ってくれなくなったときに、私たちは親子ではなくなるのだろうか。血が繋がっている以上、親子だ。それはその通りだが、あの子たちが私のことを不要だと思えば、会いたくないと思えば、そこで終わりになるのではないか。

まあいいか。仮にそうだとしても、会ってくれるうちは私たちは親子でいられる。父親のように、友達のように、精一杯接しよう。あいつ、これからも会わせてくれるかな。

私は、池袋方面行きの山手線を一本だけ見送ってから帰路に着いた。

 

来月も、変わりはないさ、きっと。

 

 

日暮里

 

この日の悔恨を糧とせよ

「どこも空いてなかったね」

丸出しの下心をへし折られた男が言う。

「そうねー。仕方ないんじゃない?」

この男に対して、すでに興味がなくなった女が棒読みの言葉を返す。

 

そう、どこのホテルも満室だったのだ。

ようやく漕ぎ着けた、たぶんイケる(何が)と思ったデート。上野あたりのちょっと気張ったお店で食事をして、事前調査で見つけた日暮里近くの隠れ家的バーで少し飲んで。さあこれからと(何が)意気込んで、ホテルを探してここ西日暮里界隈に来たのはいいが、お目当てのそれはどこも満室であったのだ。やり場のない下心を抱えて、とりあえず路地裏の居酒屋に入ることにした。

 

バーまではよかったんだけどね、と思ったんだけど。その後がねぇ。詰めが甘いっていうの? そういうことなのよ。

 

何がいけなかったんだ? 西日暮里にホテルを探しに来たことか? いや、たまたま運がなかっただけだ、そうに決まっている。

 

あそこまでちゃんとお店選んだのは認める。ものすごい努力の跡が見えるもの。

でもなんでそこでラブホかなぁ。なんかツメが甘くない? シティホテルを取るとかすればアタフタしなくていいのにね。

それに、バーを出たところから顔に「ヤリたい(何を)」って書いてあるし(笑)。そういうのはもうちょっと隠そうよ。

 

あーあ。次は無いかなぁ。

 

さめたわー、最後の最後でさめたわー。

 次誘われたらどうしよっかなー。

 

「そろそろ帰ります? 」

「そうねー」

 

「……ここの居酒屋は、悪くなかったかな。次はここで飲まない?」

 

さあ、最後はどちらのセリフだ。

男か、女か。

 

 

西日暮里

北へ向かう列車

 深夜。

 私は、田端駅のホームで山手線を待っていた。

 この駅の隣には、車輌基地がある。現在は、はやぶさやこまち、つばさなど北へ向かう新幹線が並んでいるのだが。

 我が目を疑った。目の前に並ぶのは、昔見慣れた青い車輌。ブルートレインというやつだ。それとそれらを牽引する、紅い電気機関車たち。一昔前の車両たちが、目の前に並んでいた。

 今は、平成も終わろうとしているよな、疲れているのか俺は。だが待てよ。今は深夜だ、何故この時間に夜行列車であるブルートレインたちが並んでいる?本来なら北へ向けて走っていなければならないのでは?

 すでに頭の中は混乱をしていた。

 

 視線を遮るように、大宮方面行きの京浜東北線ホームに古めかしい客車が入線してきた。葡萄色に塗られ、威風堂々とした風体の電気機関車EF58、そして同じく葡萄色の、リベットの目立つ客車。白熱灯が灯る車内には幾人かの乗客の影が見える。

 いつの間にか私の脇に、駅員が立っていた。しかしその制服は古めかしい。駅員はしたり顔で言った。

「お乗りになりますか?」

 薄気味が悪い。誰が乗るものか、こんな得体の知れない列車。

 しかし待てよ。ひょっとしたらこれは、所謂イベント列車というやつではないのか。車輌区に残った旧車輌で走る特別列車。……こんな深夜に? 寝台車輌でもないのに。

「この列車は、北へ向かいます」

 駅員は告げた。

「北のどこまで行くんですか。青森? 秋田?」

「北、です。目的地は乗った方次第です。北の果てでも、何処へでも。

 ここは分岐点です。北へ向かうなら、迷わずにこの列車にお乗りなさい。今までの日常が良いのなら、……何も変わらない、変わっていくものをただ傍観するつもりなら……山手線をお待ちください」

 駅員は慇懃に、挑発的なことを私にぶつけた。改めて駅員を見る。ニヤリと笑ったような口元。だが鼻から上、目元のあたりまでは一切印象に残らない顔だ。それは決して彼が制帽を目深に被っているからだけではない。

 

 やがて、発車を告げるベルが鳴った。

 北か。悪くはない。いっそ全てをかなぐり捨てて飛び乗ってしまうか。十分に悩むといい、とでも言うように、長く、長く鳴り続けた。

 

 ベルが鳴り止み、古ぼけた客車はゆるゆると、音も無く滑り出す。そして闇の中へと溶けていく。

 

 私は、田端駅のホームで変わらぬ日常を待っていた。

 

 

田端

踏切

 山手線でただひとつ残っている踏切。それが田端と駒込の間にある。

 私が山手線でその踏切を通りかかるたび、車窓から必ず見かける女性がいた。日本髪を結い、黒の留袖を着たその人は、日傘を品よく掲げて通り過ぎる電車を見つめていた。ああ、美しい女性だなぁ、と思いながら毎日通りかかっていた。

 そう、彼女は毎日、そこに立っていたのだ。晴れの日も雨の日も、夏の日照りの日も冬のしんしんと雪降り積む日も。いつの日も彼女は、あの留袖姿で日傘を差して立っていた。

 いつの日も、いつの日も。たとえ電車が遅れようとも、早番、遅番などで乗る時間が変わろうとも。私はいつもその場所で彼女の姿を見かけた。そしていつも彼女は電車をじいと見つめていた。

 私は何か薄気味悪いものを感じた。毎日立っている、それはいい、いやあまりよくはないのだがまだ説明がつくかもしれない。でも、何故早い電車であろうと遅い電車であろうと、必ず彼女を見かけるのだ? 一日中そこに立っているのか?

 それに何故、彼女はずうっと電車を見つめているのか?

 

 ある日のこと。偶々深夜近くに、内回り電車で帰ることになった。西日暮里を出て田端を過ぎ、件の踏切に差し掛かる。

 まさか、こんな時間にはいないだろうなと思い、いつものように窓から踏切を見た。

 踏切に彼女の姿はなかった。

 深夜の電車の窓は、車内の明るさと深夜ゆえの表の闇の明暗差で鏡のようになっていた。その暗い鏡のような窓、私の影の後ろに、日本髪を結い上げ、黒の留袖をきっちりと身につけたあの女性が、私のすぐ後ろに立っているのが見えた。

 慌てて振り返り、改めて彼女の顔を見つめた。とても美しい人なのだが、顔の印象が全く残らない。ただその顔色の透き通るような白さ、いやむしろ青白さだけが目に焼き付いた。

「やっと、お会いできました……」

 彼女がか細い声で囁いた。どこか涙声のようにも聞こえた。

「よろしかったら、暫しお付き合いいただけませんか」

 その声に魅入られるようにして私は次の駒込で彼女とともに電車を降りた。

 道みち、ポツリポツリと彼女が語り始めた。

「あの踏切で貴方様の姿を見かけてから、あなた様のことが忘れられなくなってしまったのです。可笑しいでしょう? 

 それからというもののあそこで電車の過ぎるのを待っていればあなた様に会える、お目にかかることができると思い、毎日立っていたのですよ」

 抑揚のない声で話す彼女に、私は意を決して言った。

「そうだとしても、おかしいじゃあないですか。何故毎日立っていられるんです? それも同じ時間とは限らない、早い電車だろうと遅い電車だろうと必ず、だ。変じゃないですか」

 それに、と私は言葉を継いだ。

「あなたには旦那がいるのでしょう。留袖を着ているのだ、少なくとも旦那がいたはずだ。私に一目惚れだなどと、大丈夫なのですか」

「……主人に、亡くなった主人によく似ていますの。だから」

 何か悪いことを聞いてしまった気になった。

「だから、毎日あなたをお慕いして、あの踏切で毎日あなたの乗った電車が通るのをお待ちしていたのです」

 これだけ一気に話した彼女の声はやはり平坦であった。一切の感情が感じられない。

 そうしているうち、私たちは踏切へと着いた。この向う側は旧古河庭園へと向かうはずだが。一切何も、民家すら見えない。かと言って闇ではない。何もない、黒という色すら置き去りにされた“無”が線路の向こうに待ち構えていた。

「よろしかったら、私の家にいらして。いいえぜひいらして欲しいの。さあお手をお取りになられて。行きましょう、ご心配なさらず、悩みも憂いも、心に拘うものなど何もありませんわ。時も欲も無く、全てが一つとなれるの。きっと気に入っていただけますわ」

 今起きているこの理解できない出来事に、私は恐れを感じていた、が、他方で目の前に広がる無が、少しだけ魅力的なものに思えてきた。

 彼女に手を引かれるまま、私は一歩進んだ。

 

 ふと、私の手を掴み後ろに強く引く力を感じた。

「何をやってるんだ、死にたいのか!」

 目の前には、今まさに山手線のアルミボディが通過をしていった。

 あの女性は? と私の手を力強く引いてくれた命の恩人に尋ねたが、そんな女性はいなかった、私がただ一人、ふらふらと踏切に引き寄せられていったんだと言われた。

 とにかく、私は命拾いはしたわけだ。だがしかし、……それが正解だったのか?

 

 その後、私はその踏切を通り掛からないようにしている。通勤路を、たとえ時間がかかろうが、逆回りにして。

 

彼女はきっと、まだあの踏切に立っている。私を虚無へと誘うために。

 

 

駒込