今更ながら、令和
年号が変わった。『令和』、というらしい。
私はこれで二回の改元を迎えたことになる。
一度目の改元、『昭和』から『平成』に変わるとき
私は自動車教習所の待合室にいた。
確か、仮免許試験の開始を待っていたのだと思う。
この日無事に仮免許試験に合格、その後の第四段階はそつなく終了した。
だから、私の普通自動車免許証の取得日は、平成元年になっている。
もっとも取得時にはシステム切り替えが間に合わなくて昭和のままだったが。
ついでの話となるが、その後自動二輪車運転免許(中型限定)も、同年に取得している。
長く使い込み、もうボロボロになった免許証入れから運転免許証を引っ張り出す。
先の通り、取得年は平成元年だ。
真ん中あたりに青い線が入り(ああ、三年更新だ)、そこに有効期限がある。
平成三十四年、そうだ、今後決して訪れることのない年月が記されている。
次に運転免許証の更新を行うときには、ここには『令和』という
そのころにはもう見慣れているであろう文字が記される。
ここで、ちょっとした後悔を感じる。
普通自動車免許の取得が平成元年だ。
そして自動二輪免許(中型限定)も取得は平成元年。
もう少し、せめて一か月早く普通自動車免許を取得していれば。
次回更新時に私の運転免許証には、
昭和・平成・令和と、三つの元号が揃ったのに。
惜しいことをした。